こころの穴は ねこのかたち。

~愛猫ひよりの病気のはなし。そして・・・ひよりのいない”今”を綴っています。~

ひより、命日。

夏が終わろうとしています。皆様いかがお過ごしですか。

去年の夏、愛猫ひよりは病気の肉体をまとって 辛そうにしながらも、それでも一生懸命 生きていました。

そして夏が終わるころ、ひよりは茶とらの毛皮を脱いで自由になりました。

昨年の今日がまさに”その日”。今日はひよりの命日です。

もう1年も経ったんだなあ・・・ 嘘みたい。

 

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私はこの1年、ひよりの事を毎日考えて過ごしてきました。

 病気で辛いひより、痩せてしまったひより、触れたら吐いてしまうひより、辛い薬を我慢して受け入れたひより、病院で怖い思いをさせてしまったひより、抱っこするとゴツゴツとした骨を感じるひより、抱きしめたら壊れてしまいそうな痩せたひより・・・

そんな姿ばかり。その後でいい思い出も思い出すんですが、それは 思い出そうと努めないと思い出すことができませんでした。

最初にやって来るのはいつも後悔と寂しさばかり。まさしく これが世に言う「ロス」なんだろうなぁ、とぼんやり考えたり。。。

 

・・・ですが!2~3日前に 私の中で不思議な変化があったのです!

 

2~3日前の夜、布団に入った時のこと。

ふと、ひよりの感触を思い出す瞬間がありました。

足元にひよりがやってきて、私のつま先にねりねりと顔をこすり付けてくる、あの感触。

ひよりは布団から私の足が出ていると、いつも つま先に ねりねりぐりぐり と顔をこすり付けてくる子でした。

そのあとは、かすれた声でにゃーと鳴きながら私の顔を覗きこんで、ゴロゴロ言いながら頭を撫でられるのを待ち、撫でると安心して眠りに就く。

いつものルーティーン。

そんな感覚が、なぜだか急に思い出されたのです。

私の脇の下あたりに丸くなった ひよりの重みが蘇って来て、とても満たされた気持ちに。

その夜は寝違えることも無く(笑)よく眠れました。

それ以来、色んな感覚がどんどん戻って来るようになりました。

元気だった頃のひよりの体の重さ、ひよりの体温を感じながら抱っこする感触、ずっと抱っこしていると痺れてくる手の感覚、ひよりのおなかに付いたタプタプの脂肪の感じも・・・急にふわっと戻って来ました。

あれあれ?不思議な感じです。

ひより、あの夜 本当に私のつま先にねりねりしに来た?

「いつまでも うじうじ!いい加減にしてよ!」という ひよりからのサインかも。

確かに1年も うじうじしてたのかと思うと...長いねぇ。ちょっと嫌だよねぇ。。。面目ない。

でも!安心してほしい!

私、もう大丈夫みたいだよ!

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「遠くにいるけど ちゃんと見てるよ。」

 

今日は、ひよりが病気の体を脱ぎ捨てた記念日。

夫と2人で "お祝い" しなくちゃ。

そして、ひよりに「ありがとう」と「大好き」をいっぱい伝えなくちゃ✨