ねこと暮らすということ。
はじめまして。
愛猫「ひより」の飼い主です。
ひよりは10歳の女の子です。茶とら白の毛並みが美しい美人さん(親バカ)です。
2008年に、痩せてガリガリで 下痢をしてうんちまみれだった子猫のひよりを保護し、
以来10年間 溺愛して育てた愛しい我が娘猫です。
そんなかわいい愛猫ひよりが病気になりました。
腸の腺がんです。
「猫もがんになる、そういう猫もいる、でもまさかウチの子は大丈夫。」
健康診断も、ひよりが嫌がるからと もう何年も受けさせていませんでした。
『猫と暮らすということ』を簡単に考えていた私の責任です。
自分を責めて、泣いて、何度も何度もひよりに謝りましたが、もう遅い。
泣いても泣いてももう何も変わらない。
残されたひよりの時間をどんなものにしてあげられるか、それを考えなければ。
病気の情報が欲しくてたくさん調べましたが、なかなか詳しいことは分からず、
途方にくれる日々。
猫の病気としては、腎不全やリンパ腫などが多いのでしょうか。
腸腺がんの情報はあまりありませんでした。
病気のことをもっと詳しく知りたいのに、
これからひよりの体がどうなってしまうのか、
もっともっと知りたいのに何も分かりませんでした。
こんなに欲しい情報が無いということは、
私たち以外にも情報を求めている人たちがいるかもしれない。
私とひよりが病気と向き合った日々をここに残すことで、
誰かの役に立てるかもしれない。
そんな思いで、このブログを始めることにしました。
もちろん、ひよりを病気にさせてしまったことを一生忘れないために。
背負った十字架を、時の流れとともに私が勝手におろしてしまわないように。
という理由もあります。
私自身、病気や医学についてはド素人ですので、専門的なことは分かりません。
そして、同じ病気にかかったとしても、
全ての猫さんが全く同じ経過をたどるわけでは無いことも分かっています。
それでも、日々のひよりの様子、主治医の先生のお話などを
そのまま書き綴っていこうと思います。
「死」と向き合わなければならない病気のお話ですので、
気分を害される方がいらっしゃるかも知れません。
私の書き方が、誰かの心を知らずに傷つけることがあるかも知れません。
でも、できるだけありのままを書こうと思っています。
ひよりが「その日」を迎えるまでの記録です。
「ひよりのこと、私が日々思うこと。」
私とひよりのように、途方にくれている誰かのお役にたてますように。
(2018/9/25)