再びの嘔吐 ・・・’18.8.17のこと。
”くちゃくちゃ” が始まる
8/17、シーバのカリカリ "香りのまぐろと鯛味" を夜のうちに残りを完食。これでスティック1本(20g)を全て食べてくれたことになる。良かった!これがキッカケとなって、食欲が戻るといいな。
シーバのウェットフードに、整腸剤を混ぜて飲ませる。今日は具材を残してしまい、スープのみ完食。薬が溶けているスープ部分は全部飲んでくれたので良しとする。
今日は風が強い。ひよりは風のガタガタという音にビビッている様子。体調が本調子じゃないのに、風の音で 更にストレスがかかるのは嫌だな。
洗濯物を干し終わり部屋に戻ってみると、ひよりが口を "くちゃくちゃ" し始めている。吐き気がある時の仕草だ。口の中に唾液をいっぱい溜めて、"くちゃくちゃゴクン"と何度もつばを飲み下している。どうしよう、また吐き気が始まってしまった・・・。
ひよりに近づくと、そろそろと逃げるように寝室へ行ってしまった。吐き気がある時は触られたくないのは分かっている。「そっとしておいて」とひよりがテレパシーを送ってくる。心配で そばにいたいが、我慢してしばらく離れて見守ることにする。風の音や、扉を閉める音が大きく響いたので、ひよりにストレスがかかってしまったのかもしれない。
とうとう嘔吐
10:50頃、口を"くちゃくちゃ"させながら、体調が悪そうに「おーん」と鳴いている。鳴き声の後に続けて2~3回の嘔吐。朝食で食べたシーバは全て吐いてしまい、後の方は胃液しか出ない。ああ、とうとう吐いてしまった。吐いた後にケロッとしている嘔吐とは違い、具合が悪そうな様子が続いている。ひよりは具合が悪そうに奥の部屋へ引きこもったきり出て来ない。
胃酸止め薬を飲まなくなって ちょうど4日たってからの嘔吐再発。やっぱりただの胃腸炎じゃないんだ・・・。急激に不安が襲ってくる。
(胃腸の細胞は4日間で入れ替わるそうで、胃腸炎の薬を4日間飲んで、その後の4日間で嘔吐の再発がなければ胃腸炎だったと判断していいと、確か先生にはそう言われていた。)
病院に連れていく準備をしようかと思い始めた時、ひよりがリビングに出てきて爪とぎを始める。トイレで尿も済ませ、虫を見つけて捕まえようとしたりと 元気な姿を見せている。急に体調が戻った??病院に連れて行かなければ と思い詰めていた私は拍子抜け。一喜一憂・・・精神的に疲れる。
1時間ほど様子を見守った後、ひよりの手が嘔吐物で汚れているのを見つけ、拭いてあげようとすると嫌がり、また例の”くちゃくちゃ”を始めてしまう。先程の虫が 目の前を通っても、今度は見向きもせず ”くちゃくちゃ” を続けている。ああ、余計な事をしてしまった。激しく後悔…。ひよりは再度白い胃液を嘔吐してしまった。
続く嘔吐
13:30頃、マンションの住人の話声がうるさく聞こえている。ひよりは不穏な面持ちで玄関の様子をうかがっていたが、「おーん」とひと声鳴き、白い泡のような胃液を嘔吐。今日の嘔吐は多すぎる。やっぱり単なる胃腸炎では無くて何か他の病気なんだ。いよいよ病院へ連れて行く覚悟を決めなければ。
ひよりのことが心配で声をかけるが、ひよりは声をかけただけで ”くちゃくちゃ” を始めてしまう。触るだけでなく、声をかけることも嘔吐の引き金になってしまうようだ。
ひよりから「ほっといて」オーラが出ている。
14:20頃、排便に気づく。いつ出たのだろう。血便では無かったのでその点は安心する。
その後体調は戻らず18:00頃にもまた嘔吐。いよいよ病院へ連れていく決心をする。病院は19:00までやっているはず。仕事中の夫にその旨伝えると、早めに帰宅してくれた。心強い。だが、うっかりしたことに今日は病院は休診日だった!しまった・・・。力が抜けてしまう。
別の病院に連れていくか検討するも、夫が帰宅した後は、ひよりは吐く事も無く静かに過ごしてくれていたので、明日の朝、先生に電話で今日の様子を伝え 指示を仰ぐことにした。
ひよりはその夜、一晩中クローゼットに閉じこもって過ごし、私のベッドには来なかった。私は ひよりのいないベッドで ろくに眠れずに過ごすこととなった。
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【後記】
また嘔吐が始まった時には、さすがに私の中で「ただの胃腸炎」の可能性は消え去り、大きな病気を覚悟しました。ですが、ガンであるとはかけらも思わず、腎臓病や膵炎などの内臓の病気ばかりを調べていました。
思えば、前日のように食べたい気持ちがあるのに食べられない・・・といった症状は、もしかしたらガンが、ひよりの腸を塞ぎつつあったから なのかもしれません。今となってはもう分かりませんが・・・。
(’18.10.19)
一進一退 ・・・’18.8.14~8.16のこと。
咳き込むひより
8/14、朝7:00頃 私のベッドの上でひよりが咳き込んでいる。
「ヒュンッ!ヒュンッ!」と小さく舌を出して苦しそうにむせている。何か気管に入ったのかな?続けて「カコッ、カコッ」と嘔吐の前のえづきが始まる。ゆうべ寝る前に気分が悪そうな様子を見せていたので、また体調が悪化するのかと思い オタオタしつつ見守っていたが、ほんの少しのヨダレが出ただけで嘔吐は無かった。
リビングに移動して、ひよりは何事も無かったように穏やかにくつろいで過ごしている。さっきは ちょっと むせてしまっただけのよう。ひとまず安心。
夜中に嘔吐したのではないかと、部屋中を点検してみる。嘔吐の形跡は無し。
ひよりのごはんのお皿もチェック。夜中のうちにおかかを食べている!良かった。
カリカリにお誘いしてみるも、興味なさそう。
仕方が無いので、シーバウェットを開封し整腸剤を混ぜて与えてみると、喜んで食べてくれて、1袋完食!
その後はリビングで毛づくろいを始めた。
毛づくろいをする気になったということは、体調がいいのだと思う!良かった。
夕方、カリカリも少しづつ食べるようになり、夜は整腸剤入りのシーバウェットを完食してくれて、今日は朝の咳以外は何事も無く穏やかな1日だった。
食べたり食べなかったり・・・
8/15 朝、ひよりは先に起きていたようで、リビングに座っている。
早速、整腸剤入りのシーバウェットをあげると、具材を少し残して完食。薬が溶けているスープ部分は全部飲んでくれたから良しとする。
20:00頃、帰宅してみると おかかのみ少し食べた形跡が。
カリカリを焼のりであえて与えてみると、焼のりだけ器用に選んで食べる。カリカリは焼のりと一緒に口に入れるが出してしまって食べない。
今日はカリカリは1粒も食べず。
夜は整腸剤入りのシーバウェットも残してしまい、今日は食欲が芳しくない・・・。
血便以降 排便は無し。食べては喜んで、食べなくてガッカリして・・・。なかなか順調に回復しないな。
食べたい気持ち
8/16、朝は穏やかに私のベッドで寝ている。
「お腹すいた?」と声をかけるとすぐに反応し、一緒にキッチンへ。整腸剤入りのシーバウェットを出すが、2~3回ペロっとするのみ。今日は整腸剤飲めず。開封したてのカリカリの臭いをかがせるとすごく反応したので出してみるも、臭いを嗅ぐだけで ちっとも食べない。
食べたい気持ちはあるのに、実際には食べられない・・・といった様子。どうした?
何か食べて欲しいと思い、ちゅーるを出してみると 食べるどころか無表情になり、クローゼットの中へ逃げ込んでしまう。以前 苦い薬をちゅーるに混ぜて与えていたから、それを思い出させてしまったのかな。 しばらく そっとしておこう。
13:00頃、「シーバ?」と声を掛けてみる。反応して起きて来てくれたので、お皿に出すとスープのみ少量なめる。でも、食べた後はテンション低めで寝室へ こもってしまう。やっぱり食べたい気持ちはあるのに、食べると気分が悪くなる?
14:30頃、寝室でブラシに誘ってみると気持ち良さそうに応じてくれた。その流れで何か食べて欲しいと思い、キッチンで整腸剤入りシーバウェットを準備していると、ひよりが興味ありそうに寝室から出てくる。お皿に出してあげると、すぐに食べてくれたが完食とはいかず、食べるとまたすぐに寝室へ引きこもってしまう。やっぱり食べた後に体調が悪くなる感じ。
残ったシーバを寝室近くに置いておくと、その後 何回かに分けて 小分けに食べているようす。時間がかかっても ひよりのペースで食べてくれればいい。
また新しいカリカリを購入してみる。シーバウェットが大好きなので、同じシーバのカリカリ "香りのまぐろと鯛味” を試す。(スティックタイプの包装で、カリカリの中身がとろっとしているやつ。)
お皿に出してみると、今までにない反応でスティック半分くらいを一気に食べてくれた!また血便や下痢が心配だけど、今は食べられるものを食べさせたい。
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【後記】
この頃は、まだひよりがガンだなんて思ってもいませんでした。血便が出た時にチラッと高速で頭をよぎりましたが、高速で打ち消していました。
ただ、どこかのタイミングで検査だけは きちんとしておきたい、と思っていたので度々病院に連れていくことを試みていたのですが、ひよりはキャリーを出そうとするだけで、その気配を敏感に感じ取り 押し入れの隙間に逃げ込んでしまいます。そんな事を繰り返すうちに病院はどんどん先延ばしになっていました。
私の中で、この時点でのひよりの体調不良の図式は、こんな感じでした。
夏バテ(とストレス)→食欲低下→空っぽの胃が胃酸でやられる→胃腸炎→嘔吐→更なる食欲低下→新しいカリカリ→血便
だから、とにかくあとは食べるようになりさえすれば 全てが良くなっていく、と思っていたのです。
(18.10.16)
突然の血便 ・・・’18.8.12~8.13のこと。
食欲回復、ワガママ全開?
8/12、ひよりの鳴き声で目覚める。近頃では珍しい。お腹が空いているようす。昨日残していたウェットフードのシーバも夜のうちに完食している。別皿のおかかも完食。
急に食欲が戻った?!嬉しい!!
催促されるまま、新しくシーバのパウチを開けると、すぐに完食!
栄養のあるカリカリも食べて欲しいと思い、レンチンして温めたカリカリも与えてみるが、
「いらない。シーバなら食べてあげるけど。」
とワガママ全開。
でも、今は食べてくれるなら何でもいっか!
食後はゆっくり眠って過ごす。
10:00、自動給餌器からカリカリが出る合図のメロディーが鳴ると、ひよりが久しぶりに反応する。体調を崩してからは全く反応することは無かったのに、今日は起きてきてカリカリを食べている。
15:00のカリカリの時間には、メロディーが鳴る前に起きてきて待機。そしてカリカリを(ティースプーン1杯くらいだけど)食べてくれた。夢のような光景!嬉しくなる。
今日は夜までゆっくりと穏やかに過ごしてくれた。
突然の血便
23:30頃、嘔吐。消化中のカリカリを吐いている。
そのすぐ後、トイレで排便。昨日と同じ マヨネーズくらいの軟らかさのチョコレート色のうんち。
「ん??!!血???!!!」
うんちに血がついている!?
便の上に、ゆるいゼリーみたいな粘液状の血液が乗っかっている・・・。
驚いて写真を撮る。便はビニール袋に入れて保管。明日病院に持っていこう。
昨日の便もチョコレート色だったので、少し気になっていたが やはり血便だったのだろうか?
ひよりは具合が悪い様子はなく、穏やかに過ごしていたが、さすがに食欲は無いようだった。
便を持って動物病院へ
8/13、朝起きてみると、夜中のうちにカリカリを少し食べた様子。食欲は出てきたのかな。
朝は、リビングに来てソファでゆっくり過ごしてたので、シーバ(いつものパウチタイプのウェットフード)をあげると一袋完食。体調は良いようだ。
便を持って(もちろん飼い主だけ)動物病院へ。検査をお願いし、写真も一緒に見てもらう。
先生の見解は・・・
このタイプの血便(粘液状の血液が乗っているタイプ)は、今回ずっと続いている嘔吐とは関係なく、急に食生活が変わった事が原因だろう、とのこと。
寄生虫なども調べてもらったが、特に問題なし。
食生活の変化といえば、心あたりが有りまくる。いつものカリカリは全く食べてくれなくなったので、初めて食べるブルーバッファローのカリカリを、ここ何日かずっと食べさせていた。
猫のフードを替える時は、今までのフードに徐々に新しいフードを混ぜていき、1週間くらい時間をかけて切り替えるのが理想だという。
そのことは知っていたつもりだったけど、それは猫の嗜好の問題だと思っていた。急に今までと違う味になると猫が食べなくなるから、味に慣れさせるために 徐々に切り替えなければいけないのだと思っていたのだ。
だけど違った。
先生曰く、猫の腸は 全く未知の食べ物を消化するのが苦手なのだという。そのために、新しいフードに切り替える時は時間をかける必要があるのだ、と。
味に慣れさせるのではなく、体を慣れさせるためだった。
そうだったのか・・・。ああ、無知だった。ダメな私。
整腸剤(エスプレス)を処方してもらい、帰宅後 シーバのスープタイプに混ぜて飲ませる。エスプレスは水に溶けやすく、嫌な味もしないので飲ませやすい。
1日分残っていた胃薬も飲ませようと思い、新たにシーバに混ぜて与えるも、砂をかける仕草をして食べてくれなかった。お腹がいっぱいになったのか、薬が入っているのがバレたのか・・・。
就寝前の23:30頃、ひよりの様子を見てみると箱座りで無表情。くつろいではいない様子。頭を撫でると、口を ”くちゃくちゃ”させて嘔吐の前兆のような反応をする。それ以上構わずそっとしておく。
夜中の嘔吐を心配しながら眠りについた。
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【後記】
血便が出た時は本当に驚きました。どうしてこんなに次から次へと体調の変化が起こるんだろうと、胃腸炎以外の病気を意識した瞬間でもありました。ですが、病院で「血便の原因は急にカリカリを変えたこと」と言われて 拍子抜けし、すぐにその意識は消え去ります。
ひよりが病気になってから、自分の無知さ加減に気付くことが本当に多かったです。子供の頃から猫と暮らしていた割には、猫のことを何も知らずにいたんだな、とホトホト自分が嫌になります。
(’18.10.14)
<通院の覚え書き>
8/13 再診料 ¥500-
検便(直接法)¥500-
検便(浮遊法)¥500-
薬:整腸剤(エスプレス)4日分(16粒) ¥640-
※エスプレス1日2回(朝晩2錠ずつ)
ついにカリカリも! ・・・’18.8.10~8.11のこと。
くつろぐひより
8/10、ひよりが朝からリビングにいる。体調が悪い時は、なかなかリビングには来てくれなかったから 嬉しくてたまらない!
夏の夜は毎年 私のベッドの足元で寝ている。
ひよりのベッドもちゃんとあるのだけど、毎年 夏になるとなぜか そこが定位置になる。ひよりの "決まり"だ。そして、私が起床すると ひよりも起きて一緒にリビングへ行く。これが常だった。
だが、ひよりが体調を崩してからは、私が起床してリビングへ行っても 一緒について来ることはなく、ずっと寝室で寝ている生活だった。
今朝は、私がキッチンで朝食の支度をしていると、ひよりがリビングへやって来た。
「ひよちゃん」と声をかけると、カーペットの上でころんと横になって「にゃー」と鳴く。ひよりの鳴き声を聞くのも久しぶり。
病気のひよりではなく、いつもの元気なひよりに見える。
ああ良かった。本当に日常が戻ってきたんだ。
昨日よく食べてくれた おかかをあげてみる。
昨日程の量ではないが、おいしそうに食べてくれた。
今日は10:00、12:00、15:00とおかかを食べた。
おかか以外にも、子猫用のミルク、ブルーバッファローのカリカリを与えてみるが興味なし。
そろそろ栄養のあるものを食べて欲しいところ。
ネットで、温めてあげると香りが出るので食べてくれるかも、という記述を見つけ、早速 カリカリを砕いて粒を小さく 食べやすくして、20秒ほどレンジでほんわか温めてみる。
ひよりは 神妙な顔で ふんふん臭いを嗅いでいたが、ようやくそれが食べ物だと気づいたような顔になり、ぺろっとひと舐めしてくれた!
温めたから香りが出たのかな?ひよりはそのまま10~15粒ほど食べたくれた!!
砕いたカリカリなら食べてくれるようなので、砕いたものをお皿に入れておいて置いたところ、夜には自ら食べてくれるようになった。
大・大・大進歩!!!
今日は吐き気も無い様子。薬は吐き止め(セレニア)も胃酸止め(ファモチジン)も お休みにした。薬は4日間飲んだら1日休みを入れた方がいいと言われていたので、今日はお休み。(というのは言い訳。ファモチジンは続けて4日飲ませたけど、セレニアはちっとも飲ませられないくせに。本当は薬との格闘を休みたかった。。。)
徐々に回復かな・・・
8/11、朝4:00頃 ひよりが吐いている音で目が覚めた。
白い胃液を吐いている。体調が戻ってきたとはいえ 朝は吐くことがある。
夜のうちに排便もあったようす。久しぶりのうんち。マヨネーズくらいの軟らかさでチョコレート色。少しは食べるようになってきたから腸が動き始めたのかな。
あれ?あまり食べない。カリカリ1かけ。おかか2~3片ほどしか口にしない。
午前中は体調が悪いのか、寝室の私のベッドで寝て過ごす。
昼12:00頃、「ごはん?」と声を掛けてみると口を ”くちゃくちゃ”したような気がする。吐き気がある時の反応だ。試しに「ブラシ?」と声を掛けても反応なし。ブラッシングは大好きなので、体調が良ければすぐに起き上がってブラシを催促するはず。でも、まったく反応なし。
昨日、薬をサボったから体調が悪化した?あー、私のバカ!急激に反省する。
しばらく一人でゆっくり休ませて、体調が戻らないようなら薬を飲ませよう。
ワガママ娘?
1時間くらいして(13:00頃)、ひよりの大好物の焼のりを食べさせてみると、喜んで食べてくれた。それをきっかけに、カリカリを出してあげると5粒ほど食べる。
あれ?さっきはたまたま眠かっただけ?? ”くちゃくちゃ”は気のせい?
ゆうべからお皿に出ていたカリカリや おかかは食べようとしない。新しく袋から出してあげると食べてくれる。
あれ?ただのワガママ??
その後、ブラシの誘いにも応じてくれて、気持ちよさそうにブラッシングタイム。
午後はリビングのソファーでくつろいで過ごした。
午前中の体調不良は私の気のせいだったのかな?
15:30頃、お皿に準備してあったおかかを自発的に食べる!
16:00頃、念のため 胃酸止め薬(ファモチジン)を飲ませる。吐き気はなさそうなので、吐き止め薬のセレニアはお休み。(というかサボり。)
夜はシーバのウェットフード(お魚フィレに柔らか小魚とかつおぶし添え 魚介の旨みスープ)をおいしそうに食べてくれた。
良くなったり悪くなったりを繰り返して、徐々に本調子になるのかな。
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【後記】
当時、私はこんなに薬(セレニア)をサボっていたんだな、と 今になって反省しています。吐き気がない時はセレニアを飲ませなくてもいいと 先生には言われていましたが、嘔吐の予防にもなるそうなので、飲ませた方が ひよりにとっては良かったはずです。苦い薬は ひよりが嫌がるからと、小さなファモチジン(胃酸止め)だけ飲ませて勝手に納得していたんですね。
ちなみに、たしか連続して飲ませてはいけない薬は、セレニアの方だったと思います(連続投与は最大で5日間。その後は1~2日あけるよう言われていました)。私は自分の都合で薬から逃げていたんです。ダメな飼い主です・・・。
(’18.10.12)
少しづつ食欲も ・・・’18.8.9のこと。
食欲回復のキッカケ作り
8/9、朝一で胃液を少量吐く。
昨日セレニアをサボったので また嘔吐が始まってしまうのかとオロオロしてしまう。だがそれ以降は吐かずに過ごしてくれた。
昨日はちゅーるを少しなめてくれたが、それ以降 自分から食べる様子はない。
今日も薬をもらうために病院に(飼い主だけ)赴き、ひよりの様子を先生に伝える。
ちゅーるを少し食べてくれたので、このチャンスに食欲回復を目指したいということで、先生は「猫まんまでも何でもいいから食べさせるように」とのこと。
猫は、臭いの強いフードの臭いを嗅がせたり、少し舐めさせたりして興味を持たせると 急に食欲が戻ることがあるそうで、そのキッカケを与えるために 今は何でも食べさせていいとのことだった。普段なら食べさせたくない人間の食べ物でも(もちろん、猫に有害なチョコレートやネギなどはダメ。)食べてくれるなら何でもいいそうだ。
ちょっと鼻に付けてやると舐めるので、それもキッカケ作りにいいらしい。
そうか、キッカケが必要なのか・・・。
ひよりが絶食状態になってから、我が家では ひよりのごはんと水をあらゆる所(5~6箇所)に置いていた。ひよりは水は飲んでくれるが、ごはんは臭いは嗅ぐものの自分から食べくれることは無かった。
吐き気が少しでも治まっている時に ひよりのタイミングで食べてくれればと思い、そっと置いておくだけにしていたけれど、それだけじゃなくて、こちらからキッカケを作ってあげることが大事だったんだ。
薬は同じく、ファモチジン(胃酸止め)とセレニア(吐き止め)を処方してもらった。
前回もらった薬はだいぶムダにしてしまったので、今度こそしっかり飲ませて胃腸炎を治したい。
病院の帰りに、子猫用のミルクと、初めて食べるブルーバッファローのカリカリ(シニア猫用(7歳以上) 室内飼い チキン&玄米レシピ 400g)と、ひよりの好きなかつお節とツナ缶を購入した。
昨日も今日も吐いていないけれど、せっかく食べはじめるかも知れないというチャンスなので、完全に吐き気を取っておきたいと思い、今日はセレニアを飲ませることに挑戦したが、あえなく失敗してしまった。
今日も胃酸止め(ファモチジン)のみ。
いよいよ食べてくれる!
そして、薬も効いてきた頃、食欲回復のキッカケ作りを試してみる。
まずは、栄養のある子猫用のミルクから、ひよりの鼻先に近づけてみる。
ふんふん臭いをかいでいるが・・・・・ぷいっと横を向く。
試しに鼻に付けてみる。ぺろっと舐めるが・・・もういらない。ミルク嫌い。
次は、カリカリ。初めて食べさせるブルーバッファローのカリカリ。
ふんふんした後・・・これ食べ物?という顔をする。興味なさそう。
そして、かつお節。
ふんふん、ふんふん・・・ぺろっ。食べた!おかか好き!
よし!と思い、子猫用ミルクにおかかをトッピングしてみる。
・・・おかかだけ器用に食べる。
・・・おかかだけ選んで食べる。
うーん、食べるのは結局おかかだけか・・・。
でも、いっか!おかかだけでも大進歩!
好きなだけ おかかを食べさせた。
今日は、私もひよりもゆっくり眠れるかな。
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【後記】
ひよりの食欲が戻り始めた時は本当に嬉しくて、ようやく光が見えた思いでした。
人間だってストレスが続けば、慢性的は胃腸炎が続くことがあります。
ひよりも長かった胃腸炎がようやく回復に向かって、またいつもの元気なひよりに戻ってくれると、この時は信じていました。
<通院の覚え書き>
8/9 飼い主のみ病院へ行き、前回と同じ薬を処方してもらう。(4日分)
セレニア24 2錠 ¥900-
ファモチジン10 1錠 ¥100-
回復の兆し ・・・’18.8.8のこと。
食欲廃絶からの回復
8/8、今日は一度も吐かない。
元気という程ではないが、ひよりは1日中 穏やかに眠って過ごしている。
そしてなんと、今日はちゅーるを少しだけなめてくれた!嬉しくて仕方が無い!
このところ ひよりは食べ物には全く興味を示さず、8/3から今日まで6日間も絶食状態だったので、ほんのひと舐めでもちゅーるを食べてくれたことが、嬉しくて嬉しくて仕方が無かった。
今日は、吐き気が無いように見えたので 夜の薬は胃酸止め(ファモチジン)のみ飲ませ、セレニアはお休みすることにした。
吐き気がある時は、口中に唾液をいっぱい溜めて 常に口を ”くちゃくちゃ” させている。今日はそれがあまり無く、久しぶりにゆっくり過ごしたように見えた。
ようやく、長かった胃腸炎も回復に向かうんだ。良かった・・・。
動物病院の先生たちに感謝
6日間も絶食状態が続いたことは 本当に心配で、これまでにも病院の先生にちょくちょく相談していたが、先生は「吐き気がある時は食べるのは無理だよ」とおっしゃり、まずは薬(セレニア)で吐き気を取る事を最優先としてきた。
それでも私は、ひよりが何も食べていないことが心配で心配で、先生には何度も泣きながら相談した。
先生はそのたびに「ひよりちゃんのお母さん(私のこと)だって、二日酔いで吐きそうな時に大好物のステーキを出されても、さすがに食べられないでしょう(笑)。まず吐き気をなんとかしましょう。」と、笑いながら優しく諭してくれた。
患者(猫)を連れてくる事もしない飼い主(しかも、いつもパニクって泣いている)は、病院にとって とても厄介な存在だったと思う。でも、先生は ビビリのひよりの事を理解してくださり、看護師さんやスタッフの皆さんも、いつもいつも親切に対応してくれた。本当に感謝しかない。
絶食すると「肝リピドーシス」になる?
ところで、ひよりの絶食状態のことは先生に相談しつつも 心配で心配で、毎日ネットでたくさん調べていた。
『猫 食べない』等で調べると、必ず出てくるのが『肝リピドーシス(脂肪肝)』という怖い病気。この情報があったために、心配で心配でたまらなかったのだ。
ネットの記述の中には「3日間絶食すると肝リピドーシスになります。」と断言しているものもあり、私は動揺した。3日間どころか、ひよりはもう6日間も絶食してしまっている。
だが、先生に聞いたり 調べたりしたことを総合すると、
『肥満の猫が絶食すると、最悪の場合3日で肝リピドーシスを発症することもある。』
ということらしい。たった3日で発症する可能性は、それほど高くないと思っていいのだと思う。
だから先生は、私が心配する程は 肝リピドーシスの心配はしていなかったようだ。
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【後記】
肝リピドーシス(脂肪肝)については、「3日間絶食すると肝リピドーシスになります。」というネットの情報を信じていたので、ひよりの6日間の絶食を 当時は かなり心配していました。ですが、後々の検査でも ひよりの肝リピドーシスの発症はありませんでした。
この一件は「正しい情報だけを手に入れることの難しさ」を実感させてくれる出来事だったと思います。
こんなに心配をするのなら病院に連れていけばいいのに、と思われるかもしれません。今、これを書いている私自身も「あんなに心配していたのに何をグズグズしていたんだろう・・・」と思ってしまいます。
もちろん当時、病院での点滴や栄養剤の注射なども考えなくはなかったのですが、この頃はまだ相変わらず「病院に連れていくストレス」の方を心配していました。ひよりはビビリだから、些細なストレスで胃腸炎を発症しているに違いない、と思っていたのです。隣の部屋のリフォーム工事も続いていて、その工事の音や、さらに当時の猛暑や気温の変化など、ひよりの体調不良の原因は そういったストレスに違いない、と。それに加えて更なる病院のストレスが加わることをためらっていたのです。
(’18.10.8)
薬のプレッシャー、でも作戦成功? ・・・’18.8.6~8.7のこと。
苦い吐き止め薬「セレニア」との戦い
セレニアは究極の吐き止めだそうで、脳の「嘔吐中枢」に作用して嘔吐を止めるという。
嘔吐は体力も使うし、体の水分も失われてしまうので、嘔吐がある場合はまずこれを止めることが大切だそうだ。
ひよりの胃腸炎は一向に良くならず、このところ毎日2~3回は吐いている。一刻も早くセレニアを飲ませて吐き気を止めてあげたい。
8/6、「今日こそは!」と意気込んで薬に挑む。
昨日のように、飲ませた直後にまた吐いてしまうと 全てが台無しになるので、今日は まず無味無臭の胃酸止め(ファモチジン)から飲ませて、1時間くらい時間を空けてから苦いセレニアを飲ませる作戦。
もしセレニアが苦くて吐いてしまっても、先に飲ませた胃酸止め(ファモチジン)の効果は守れるという作戦だ。
セレニアに勝てない・・・
まず、昨日のようにひよりをブラシに誘い、リラックスし始めた時に不意打ちで口を開けて胃酸止め(ファモチジン)を放り込む。ファモチジンは小さいので難なく成功。
しばらくゆっくり休憩時間を取り、いよいよセレニアに挑む。
先程と同じように ひよりをブラシに誘い、じっくり時間をかけてひよりがくつろぐのを待つ。
ひよりが ゆったりくつろぎ始め、「よし、今だ!」というタイミングでひよりの口を開けてセレニアを放り込む。頭を振らないように押さえて、顔を少し上に向けて口を閉じて喉をさする。
「ゴクン・・・」飲んだ!今日こそはセレニアに勝ったか?!
・・・と思ったのも束の間、ひよりは見たことも無い量のヨダレをじゅわーっと出し始めた。すると、ヨダレと一緒に薄いオレンジ色の粒(セレニア)が歯の間から出てきた。
ひよりは見事にセレニアを口から出したのだ。
・・・こんな技を持っていたとは。今日も完敗だ。
セレニアの苦い味が不快だったのか、ひよりは その後も泡をブクブク吐きながら舌をペロッペロッと出しつつ歩き回った。私は ひよりの後をついて回り、ヨダレを掃除することとなった。
胃酸止め(ファモチジン)の効果?
次の日(8/7)、ひよりは朝 白い胃液を少々吐いたが、それ以降は吐かずに過ごした。
それどころか、膝に乗ってきてくれたりもした。
最近は体調が悪いせいか、あまり一緒に過ごしてくれなかった。ひとりで落ち着ける場所に閉じこもって、ゆっくり過ごしていることが多かったのだ。
私も 体調の悪いひよりに負担をかけてはいけないと思い、極力ひよりとのスキンシップを我慢していた。
だから、ひより自ら膝に乗ってきてくれた時は泣きたいほど嬉しくて、久しぶりの ひよりの温もりと ひよりのもふもふを味わいつつ、ひよりの気が済むまでじっとしていた。
その夜の投薬も、昨日と同じ時間差作戦で挑んだ。
まずは無味無臭の胃酸止め(ファモチジン)から飲ませ、時間を置いてセレニアだ。
胃酸止め(ファモチジン)は難なく成功。
セレニアはというと・・・やはり昨日同様、ヨダレとともに出てきてしまった。
そして私はひよりの後をついて回りヨダレを掃除する、という昨日と全く同じ光景が繰り返された。
だが、昨日も今日も胃酸止め(ファモチジン)だけは飲ませることが出来ている。
もしかしたらその効果で体調が良くなっているのかも知れない。だから、今日は1回(しかも少量)しか吐いていないし、膝にも乗ってきてくれたのかも知れない。
そう思ったら作戦は成功している気がしてうれしかった。
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【後記】
この頃は絶食状態が続いていたので、早く何か食べさせなければ命にかかわる という心配と、食べさせる為には吐き気をなんとかしなければ という思いと、でも そもそも薬をきちんと飲ませてあげられない・・・という申し訳なさとが頭の中をグルグルめぐり、ただただ焦ってばかりの日々でした。
セレニアは、粒のまま飲ませても そのまま口から出してしまう。ならば粉末状にして水を少し混ぜて口の中に塗り付ける方法はどうだろう、と試したこともありました。結果はお察しの通り、粒のまま飲ませた時以上のヨダレを出して、より一層ひよりを苦しめただけでした。あの苦いセレニアの味を何度も味わわせてしまって、ひよりは嫌だっただろうな。気持ちが悪くて吐きそうなのに、不味い物を無理やり口に入れられる苦痛は、大変なものだっただろうと思います。
薬には、後々まで苦労することになります。
味を感じずに飲ませる方法を、もっと早く考えてあげるべきでした。
(’18.10.6)