こころの穴は ねこのかたち。

~愛猫ひよりの病気のはなし。そして・・・ひよりのいない”今”を綴っています。~

回復の兆し  ・・・’18.8.8のこと。

 食欲廃絶からの回復

8/8、今日は一度も吐かない。

元気という程ではないが、ひよりは1日中 穏やかに眠って過ごしている。

そしてなんと、今日はちゅーるを少しだけなめてくれた!嬉しくて仕方が無い!

このところ ひよりは食べ物には全く興味を示さず、8/3から今日まで6日間も絶食状態だったので、ほんのひと舐めでもちゅーるを食べてくれたことが、嬉しくて嬉しくて仕方が無かった。

 今日は、吐き気が無いように見えたので 夜の薬は胃酸止め(ファモチジン)のみ飲ませ、セレニアはお休みすることにした。

吐き気がある時は、口中に唾液をいっぱい溜めて 常に口を ”くちゃくちゃ” させている。今日はそれがあまり無く、久しぶりにゆっくり過ごしたように見えた。

ようやく、長かった胃腸炎も回復に向かうんだ。良かった・・・。

 

動物病院の先生たちに感謝

6日間も絶食状態が続いたことは 本当に心配で、これまでにも病院の先生にちょくちょく相談していたが、先生は「吐き気がある時は食べるのは無理だよ」とおっしゃり、まずは薬(セレニア)で吐き気を取る事を最優先としてきた。

それでも私は、ひよりが何も食べていないことが心配で心配で、先生には何度も泣きながら相談した。

先生はそのたびに「ひよりちゃんのお母さん(私のこと)だって、二日酔いで吐きそうな時に大好物のステーキを出されても、さすがに食べられないでしょう(笑)。まず吐き気をなんとかしましょう。」と、笑いながら優しく諭してくれた。 

患者(猫)を連れてくる事もしない飼い主(しかも、いつもパニクって泣いている)は、病院にとって とても厄介な存在だったと思う。でも、先生は ビビリのひよりの事を理解してくださり、看護師さんやスタッフの皆さんも、いつもいつも親切に対応してくれた。本当に感謝しかない。

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絶食すると「肝リピドーシス」になる?

ところで、ひよりの絶食状態のことは先生に相談しつつも 心配で心配で、毎日ネットでたくさん調べていた。

『猫 食べない』等で調べると、必ず出てくるのが『肝リピドーシス(脂肪肝)』という怖い病気。この情報があったために、心配で心配でたまらなかったのだ。

ネットの記述の中には「3日間絶食すると肝リピドーシスになります。」と断言しているものもあり、私は動揺した。3日間どころか、ひよりはもう6日間も絶食してしまっている。

だが、先生に聞いたり 調べたりしたことを総合すると、

肥満の猫が絶食すると、最悪の場合3日で肝リピドーシスを発症することもある。』

ということらしい。たった3日で発症する可能性は、それほど高くないと思っていいのだと思う。

だから先生は、私が心配する程は 肝リピドーシスの心配はしていなかったようだ。 

 

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【後記】

肝リピドーシス(脂肪肝)については、「3日間絶食すると肝リピドーシスになります。」というネットの情報を信じていたので、ひよりの6日間の絶食を 当時は かなり心配していました。ですが、後々の検査でも ひよりの肝リピドーシスの発症はありませんでした。

この一件は「正しい情報だけを手に入れることの難しさ」を実感させてくれる出来事だったと思います。

 こんなに心配をするのなら病院に連れていけばいいのに、と思われるかもしれません。今、これを書いている私自身も「あんなに心配していたのに何をグズグズしていたんだろう・・・」と思ってしまいます。

もちろん当時、病院での点滴や栄養剤の注射なども考えなくはなかったのですが、この頃はまだ相変わらず「病院に連れていくストレス」の方を心配していました。ひよりはビビリだから、些細なストレスで胃腸炎を発症しているに違いない、と思っていたのです。隣の部屋のリフォーム工事も続いていて、その工事の音や、さらに当時の猛暑や気温の変化など、ひよりの体調不良の原因は そういったストレスに違いない、と。それに加えて更なる病院のストレスが加わることをためらっていたのです。

(’18.10.8)