こころの穴は ねこのかたち。

猫のこと。日々 思うこと。~愛猫ひよりの病気のはなし~

薬のプレッシャー、でも作戦成功?  ・・・’18.8.6~8.7のこと。

苦い吐き止め薬「セレニア」との戦い

セレニアは究極の吐き止めだそうで、脳の「嘔吐中枢」に作用して嘔吐を止めるという。

嘔吐は体力も使うし、体の水分も失われてしまうので、嘔吐がある場合はまずこれを止めることが大切だそうだ。

ひよりの胃腸炎は一向に良くならず、このところ毎日2~3回は吐いている。一刻も早くセレニアを飲ませて吐き気を止めてあげたい。

8/6、「今日こそは!」と意気込んで薬に挑む。

昨日のように、飲ませた直後にまた吐いてしまうと 全てが台無しになるので、今日は まず無味無臭の胃酸止め(ファモチジン)から飲ませて、1時間くらい時間を空けてから苦いセレニアを飲ませる作戦。

もしセレニアが苦くて吐いてしまっても、先に飲ませた胃酸止め(ファモチジン)の効果は守れるという作戦だ。

 

セレニアに勝てない・・・

まず、昨日のようにひよりをブラシに誘い、リラックスし始めた時に不意打ちで口を開けて胃酸止め(ファモチジン)を放り込む。ファモチジンは小さいので難なく成功。

しばらくゆっくり休憩時間を取り、いよいよセレニアに挑む。

先程と同じように ひよりをブラシに誘い、じっくり時間をかけてひよりがくつろぐのを待つ。

ひよりが ゆったりくつろぎ始め、「よし、今だ!」というタイミングでひよりの口を開けてセレニアを放り込む。頭を振らないように押さえて、顔を少し上に向けて口を閉じて喉をさする。

「ゴクン・・・」飲んだ!今日こそはセレニアに勝ったか?!

・・・と思ったのも束の間、ひよりは見たことも無い量のヨダレをじゅわーっと出し始めた。すると、ヨダレと一緒に薄いオレンジ色の粒(セレニア)が歯の間から出てきた。

ひよりは見事にセレニアを口から出したのだ。

・・・こんな技を持っていたとは。今日も完敗だ。

セレニアの苦い味が不快だったのか、ひよりは その後も泡をブクブク吐きながら舌をペロッペロッと出しつつ歩き回った。私は ひよりの後をついて回り、ヨダレを掃除することとなった。

 

胃酸止め(ファモチジン)の効果?

次の日(8/7)、ひよりは朝 白い胃液を少々吐いたが、それ以降は吐かずに過ごした。

それどころか、膝に乗ってきてくれたりもした。

最近は体調が悪いせいか、あまり一緒に過ごしてくれなかった。ひとりで落ち着ける場所に閉じこもって、ゆっくり過ごしていることが多かったのだ。

私も 体調の悪いひよりに負担をかけてはいけないと思い、極力ひよりとのスキンシップを我慢していた。

だから、ひより自ら膝に乗ってきてくれた時は泣きたいほど嬉しくて、久しぶりの ひよりの温もりと ひよりのもふもふを味わいつつ、ひよりの気が済むまでじっとしていた。

 

その夜の投薬も、昨日と同じ時間差作戦で挑んだ。

まずは無味無臭の胃酸止め(ファモチジン)から飲ませ、時間を置いてセレニアだ。

胃酸止め(ファモチジン)は難なく成功。

セレニアはというと・・・やはり昨日同様、ヨダレとともに出てきてしまった。

そして私はひよりの後をついて回りヨダレを掃除する、という昨日と全く同じ光景が繰り返された。

 

だが、昨日も今日も胃酸止め(ファモチジン)だけは飲ませることが出来ている。

もしかしたらその効果で体調が良くなっているのかも知れない。だから、今日は1回(しかも少量)しか吐いていないし、膝にも乗ってきてくれたのかも知れない。

そう思ったら作戦は成功している気がしてうれしかった。

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【後記】

この頃は絶食状態が続いていたので、早く何か食べさせなければ命にかかわる という心配と、食べさせる為には吐き気をなんとかしなければ という思いと、でも そもそも薬をきちんと飲ませてあげられない・・・という申し訳なさとが頭の中をグルグルめぐり、ただただ焦ってばかりの日々でした。

セレニアは、粒のまま飲ませても そのまま口から出してしまう。ならば粉末状にして水を少し混ぜて口の中に塗り付ける方法はどうだろう、と試したこともありました。結果はお察しの通り、粒のまま飲ませた時以上のヨダレを出して、より一層ひよりを苦しめただけでした。あの苦いセレニアの味を何度も味わわせてしまって、ひよりは嫌だっただろうな。気持ちが悪くて吐きそうなのに、不味い物を無理やり口に入れられる苦痛は、大変なものだっただろうと思います。

薬には、後々まで苦労することになります。

味を感じずに飲ませる方法を、もっと早く考えてあげるべきでした。

(’18.10.6)