こころの穴は ねこのかたち。

猫のこと。日々 思うこと。~愛猫ひよりの病気のはなし~

目標『輸液150ml』 ・・・’18.9.13のこと。(その2)

 ↓前回の続きです。ひよりはトイレの粗相をはじめ、私は動揺しました。

chatorajirushi.hatenablog.com

 

 オムツ検討?

あれからずっとクローゼットで寝ているひより。様子を見に行ってみると、ちょうど ひよりが起きてきた。声をかけようとすると エグエグとえづき始めて嘔吐。少なくとも1日に4~5回は吐くようになった。吐く時はいつも全身の力を使っている。それに、きっと ひよりは横になっていても常に乗り物酔いみたいな悪心と闘っているんだ...、そう思うと何の力にもなれない自分が嫌になる・・・。

吐いて少しはスッキリしたのか、窓の外を眺めてくつろぐ様子を見せてくれた。時折よだれが垂れてしまって口を気にするが、”くちゃくちゃ”もなくゆっくり出来ているようす。

ひよりが落ち着いているので、夫にひよりのことを頼んで、私は近くのスーパーにオムツを見に行くことに。ペット用のオムツ売り場を見たことが無いので、どんなものがあるのか見当もつかない。

売り場を見てみると、大きいサイズしかなかった。もう一軒、ドラッグストアへ行ってみる。やっぱりひよりには大きすぎるサイズしかない。それともオムツってこういうもの??そもそも猫用が売ってないし。小型犬用を使うのかな?

何も知らない私。ほんと無知で嫌になる。

もう一度、ひよりの胴回りのサイズを測って出直すことにした。

 

いざ輸液

帰ってみると、ひよりはまだ落ち着いていた。

落ち着いている今のうちに輸液をすることに。輸液2日目。今日は私が針を刺す。うまくいきますように・・・。

 今日は、ひよりにダンボールの中に入ってもらった。ダンボールは大好きなのですぐに落ち着いてくれた。いよいよ輸液を始める。

今日は夫が輸液のバッグを持ち、私が針を刺す。針を刺すのは緊張したけど「夫が出来ないなら 私がやらなければ」という使命感が勝ち、動揺もなくうまく刺すことが出来た。

だがやはり昨日と同じで、20mlくらい入ったところで輸液の落ち方が鈍くなった。始めてからもう30分近くたっている。時間がかかり過ぎて飽きたのか、ひよりがモゾモゾと動き 針が抜けてしまって断念。

目標150mlなのに今日もたったの20mlか......。

輸液には、吐き止め薬やステロイドなどの薬が入っているから、今日こそはきちんと150ml入れてあげたかった。

それに時間がかかり過ぎている。病院で先生にやってもらった時は10分くらいで終えていたのに...。何がいけないんだろう。。。 

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先生への質問と回答

ヘコんでいても仕方が無いので、 輸液の仕方について もう一度先生に電話で聞いてみることにした。

輸液が落ちないという質問に対する回答は以下の3つだった。

①針が細い?

針を太いものに替えてみると良い。(太い針が怖くて、私が細い針を希望したのだった。。。)

②輸液バッグの高さ(圧力)が足りない?

輸液が流れる圧力と、ひよりの体の圧力ではひよりの方が勝っている状態。輸液バッグを高くしてみるといい。または輸液バッグを手で押してギューッと圧力をかけてみるといい。

 ③針の向きが悪い?

針の先端は斜めにカットされているので、その断面に皮膚が乗ってしまっている状態だと、針穴がふさがって輸液が流れていかない。もう一度皮膚を持ち上げて針を45度の角度にしてみて流れるかどうかやってみるといい。

そこで、私がネットで見た『針を回転させてみると輸液が流れることがある』という情報について先生に聞いてみたところ、即却下された。

先生曰く「ネットでは ”針を回転させる”という方法を よく見かけるが、私はすすめない」とのこと。

「針の先端はよく切れるナイフのようなもの。ちょっと皮下組織をかすっただけでもスパッと切れてしまう。針の先がちょっと当たっただけでも出血するし、何よりも猫さんがかなり痛い思いをするはず。グリグリ針を回すのは危険」と。

ちゃんと皮膚を持ち上げて、針の先端が皮下組織に当たらないことを確信してから角度を変えるのが安全、と教えてくれた。

 

ひとまず、①の針の太さは次回検討することにして、②輸液バッグの高さ(圧力)、と③針の向きに注意して、もう一度挑戦してみることにした。

 

『ゴロゴロ...』に救われる

ひよりにはもう一度ダンボールに入ってもらった。

いつもは寝室に置いてある電気スタンド(150cmくらいの高さ)を持って来て、それを更にテーブルの上に乗せて高さを出し、ライトの傘部分に輸液バッグを引っかけた。ひよりはダンボールの中で、くつろぐ様子を見せてくれているので早速始める。

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↑分かりずらいですが...電気スタンドの傘部分に輸液バッグを引っかけてあります

 

針はなんなく刺すことが出来た。最初は調子よく輸液は流れている。やっぱり高さがあると勢いが違う。だが...やはり徐々に遅くなる。

 落ち方が遅くなってからは、夫が輸液バッグを両手で挟んでギューッと押してくれている。高いところの輸液バッグを押す作業は とても疲れる作業だけど、ひよりのために夫も頑張ってくれた。

私は針が抜けてしまわないように、そして良い角度が保てるように集中していた。ひよりはダンボールの中で、うっすらゴロゴロ言ってくつろいでいる。輸液は辛くなさそうで不快な様子も見せず、心地よさそうにしていてくれた。輸液はうまくいかない事ばかりだけど、『ゴロゴロ...』にとても救われる気がした。嬉しくて ひよりのゴロゴロに気を取られていると、ひよりがモゾモゾと寝返りをうち、針が抜けてしまった。痛恨のミス・・・!

結局、今日の輸液はトータル70ml。150mlには程遠いなあ・・・。

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 【後記】

輸液2日目も、目標である150mlが入れられないとなった時には とても焦りました。輸液にはひよりに必要な薬も入っているので、必要な量の薬を摂るためにも150ml入れなくてはいけない、と思い詰めそうになりましたが、なんとか前向きに考えるよう努めました。まずはひよりに苦痛がないこと、そして私が思い詰めてひよりを動揺させないこと・・・、それが大事だと自分に言い聞かせていたのを思い出します。

ひよりがトイレの粗相を始めたあたりから、私の心情がひよりに伝わることをとても気にしていました。というのは、ひよりの粗相を見て私がふと「ああ掃除しなくちゃ」と思った時、ひよりが私の気持ちを読み取って傷ついているような気がしたからです。ひよりが辛い時に、一瞬 掃除をする手間のことを考えた自分を今でも責めます。その時のひよりの傷ついた顔がどうしても忘れられず、それを思い出すと 後悔と自責が満タンの”バケツリレー”が次々とやって来てしまうのです。

(’19.4.16)