こころの穴は ねこのかたち。

~愛猫ひよりの病気のはなし。そして・・・ひよりのいない”今”を綴っています。~

”胃ろう” を決意させてくれたもの ・・・’18.8.28のこと。

 ↓前回です。強制給餌に罪悪感を感じながらも”胃ろう”も受け入れられずにいます。

chatorajirushi.hatenablog.com

 

”くちゃくちゃ” がやって来た

恐れていた "くちゃくちゃ" が またやって来てしまった。

ここのところ吐き気は無かったのに、ひよりは午前中 調子が悪そうで、口を”くちゃくちゃ”させている。口にどんどんヨダレがたまってしまうようで、何度もくちゃくちゃゴクンと吐き気をガマンしている・・・。

やっぱり”くちゃくちゃ”を見ると一気に不安な気持ちに襲われる。

強制給餌なんて体調が良いからできる話。やっぱり "胃ろう" には敵わないかもしれない。

きちんと先生に話を聞いて、”胃ろう” のことも考えていかなくちゃいけないかな。

 でも、”胃ろう” になったらもう後戻り出来ないんじゃないの?また自分の口から食べられるようになるのかな?もう不安で不安でたまらない。

先生に話を聞いて納得いくまで質問すればいいことだけど、先生はとても簡単なことのように言うから、どうしても気持ちが置いて行かれる。そんな簡単なことなのかな?色々悪い方に考えてしまう。。。

 

調べても調べても・・・

例のごとく、ネットで "胃ろう" を調べまくる。不安な気持ちをなんとかしたい。

調べてみると・・・闘病中の猫さんがどんどん食べられなくなっていき、もう口から食べるのは無理だね・・・という流れで"胃ろう"になっていく、といったものが多い印象。

前向きな印象で書かれているものだと・・・

「猫ちゃんに苦痛はないから大丈夫。」とか、(心の声:苦痛はないけど一生続くってこと?)

「チューブは1年ごとに交換するけど、交換の時は麻酔はしなくていいんです。」とか・・・。(交換しながら何年も続けるの?)

で、悪い印象の情報は・・・

「延命にすぎない」なんていうものも。(・・・・・。)

 

うーん・・・「"胃ろう" をやったけど、今は外して元気に自分で食べてるよ!」みたいな話ってないんだろうか。。。

ひより、一生 "胃ろう" で生きていくことになったらどうしよう。

たまらない気持ちになり泣けてくる。

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背中を押してくれたもの

そんな時、あるブログが目に留まる。猫さんの"胃ろう" の話だ。。。一気に読んだ。

ああ、これ・・・なんだか求めていたものにたどり着いた気がする!

↓私を救ってくれたのがコチラ。

loveofcats.hatenablog.com

 寝たきりでも末期でもございません」って書いてある!

 「一時的に栄養を補給することもある」って書いてある!

「普通に日常生活を送れる」って書いてある!

「走り回ることもできる」って書いてある!

オロオロ無用」って書いていある! 

繰り返し、繰り返し 読んだ。何度も読んでいるうちに落ち着いてきた。

"胃ろう" になったら、毎日何をするのかという事も書いてくれている。

そうか、薬も一緒に入れられるんだね。

”胃ろう”になってもダッシュ出来るんだね。

食べられるようになったら”胃ろう”をやめられるんだね。

記事の中に添付してあった別のサイトも、とても参考になった。

うん。これなら私とひよりにも頑張れるかも知れない。

明日、先生に”胃ろう”についてきちんと聞いてみよう。先生の説明にも ちゃんとついて行ける自信が出てきた。

早速、先生への質問事項をまとめることにした。

ひより、私も頑張るから一緒に頑張ろうね。しっかり栄養をとって早く元気になろうね。

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【後記】

この時、私の背中を押してくれたのは、以前 下記の記事で紹介させていただいた、ひよ爺親方さん(id:chakibineo0316 )のブログでした。 

chatorajirushi.hatenablog.com

  こうしてようやく私は、ひよりの”胃ろう”を決意します。”胃ろう”に関しては、周囲の人たちの賛成意見が少なかったこともあり、決意するまで本当に時間がかかってしまいました。この時はまだ、まさか ひよりが『がん』であるとは思っていなかったので、”胃ろう”がどうしても大袈裟に思えてしまっていたのです。(夫も周囲も、ちょっと体調をこじらせて膀胱炎も併発した くらいに思っていました。)

スロースターターの私はいつでも決断が遅くて、その分ひよりにしわ寄せが行きました。もっと早く決断できれば、ひよりにとってツライ強制給餌もしなくて済んだはずです・・・。

(’18.11.27)