こころの穴は ねこのかたち。

~愛猫ひよりの病気のはなし。そして・・・ひよりのいない”今”を綴っています。~

食欲不振は続く  ・・・’18.7/23~8.4のこと。

嘔吐の改善 ・・・でも便秘

病院で処方してもらった薬を、7/22~7/25の4日間ちゅーるに混ぜて飲ませた。

薬を飲ませ始めてから ひよりの嘔吐は全く無くなり、やっぱり胃腸炎だったんだと安心する。

だが、食欲が思うように戻らない。心配。

それに、薬を飲み始めてから1週間程 1度も便が出ていないことも心配だった。

水はいつもどおり ちゃんと飲んでいるし、おしっこはちゃんと出ている。

やっぱり固形物を食べていないから便も出ないのかな。

 

病院の先生に聞いてみると、何も食べなくても1週間に1度くらいは少量でも便が出るのが正常とのこと。

便秘にはオイルを飲ませると良いとの記述をネットで見つけ、早速グレープシードオイルをちゅーるに混ぜて飲ませてみると、その日(7/28)1週間ぶりに排便(けっこうたくさん)がありホッとする。

ただ、最後の方に出た便が 少し下痢気味だった。

オイルが多すぎたかなと反省。

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再びの嘔吐

その後も食欲不振や便秘はあるものの 、嘔吐がすっかり改善したことに喜んでいた。

7/25で薬を終えて 8/1までは嘔吐は無く、先生の言っていた

「薬を飲まなくなって4日間何事もなければ、胃腸炎だったと判断して良いでしょう。」という言葉を信じて安心していた。

ただ、前回 7/28に便が出てからまた5日ほど便秘している。

再度、グレープシードオイルをちゅーるに混ぜて飲ませた。

 

すると、8/2の朝 再び嘔吐が。

だが、何度も吐くわけではなく朝の1度きりで、白っぽい胃液を少量。

吐いた後はわりとケロッとしていたので、もしかして、便秘のために飲ませたグレープシードオイルで 胃に負担をかけてしまったかな、と考えそのまま様子を見ることに。

 

ただ相変わらず食欲は無く、ひよりはその日1日食べ物には興味を示さずに過ごしたが、夜ちゅーるをあげてみると、1本完食してくれて少し安心・・・。

 

続く食欲不振

8/3、朝から何も食べない。

昨日もちゅーる1本しか食べていないので、そろそろ栄養のあるカリカリなんかを食べてほしいところ。

でも、カリカリにも ウェットフードにも興味は無し。

やっぱり今日も ちゅーるしか食べないのかな・・・。

 

排便あり。少々下痢気味。

イルの効果で便が出ているのかも知れないけど、下痢をしているし 昨日嘔吐もしたし、やっぱりオイルはやめた方がいいかな。

 

夜、ちゅーるをあげてみると、よく食べたので2本続けて食べさせる。

2本も食べてくれたことが嬉しくて、うかれてしまう。

するとそんな喜びも束の間、全て嘔吐してしまった。

何も食べていなかったのに、いきなり2本も食べて胃がビックリしたのだろうか。

オイルで胃もたれしていたのなら、少しづつ食べさせるべきだった。

大反省・・・。

明日からは、ゆっくり少しづつ食べさせよう。

 

翌日、昼間は落ち着いて過ごしていたが食欲は無く、夜になるとまた嘔吐が始まってしまう。

やっぱり嘔吐が多すぎる。・・・ただの胃腸炎じゃないかも知れない。

不安になり、先生に電話で相談。

先生「前回 薬を飲み始めてから2週間くらいたっているので、(薬を止めて4日以内にぶり返したわけではないので、別の病気の可能性というよりは ) もしかしたら、胃腸炎が治りきっていなかったのかも知れないね。」とのこと。

もう一度同じ薬を処方してもらうことになった。

 

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 【後記】

ただの胃腸炎であってほしい。

腸炎なら早く治って欲しい。

早く元気なひよりに戻ってほしい。

夫は、心配し過ぎだと言っていました。また私の心配症が出た、くらいに思っていたようでした。

この時は 夫の楽観的思考と、先生の「胃腸炎」という言葉にすがり、不安な気持ちを打ち消して、胃腸炎であることを一生懸命信じていた、という感じでした。

(’18.10.3)

 

<通院の覚え書き>

8/5 飼い主のみ病院へ行き、前回と同じ薬を処方してもらう。(4日分)

セレニア24  2錠  ¥900-

ファモチジン10 1錠 ¥100-

 

 

胃腸炎???  ・・・’18.7.22のこと。

 

キャリー大嫌い!病院大嫌い!

体重を測ると4.5kg。いつもの夏より減っている。

夫と2人でキャリーにひよりを入れようとするが、世界一ビビリ(に違いない)のひよりはキャリーを全力で拒否。

キャリーが怖くて仕方ないひよりは、これまで膀胱炎になった時も、血尿が出た時も病院に行けたことが無い。

飼い主だけが病院へ赴き、尿を持参して症状を説明し、薬をもらい療法食の指導を受ける、という方法でしのいできた。

 

でも、今回の様子はただごとではない。

夫と2人 決意を固めて、1時間以上ひよりと格闘しつつも ようやくひよりを捕獲しキャリーに入れることに成功。

だが次の瞬間、キャリーの中でガルガル言いながら暴れたひよりは、キャリーの扉を突き破って脱走してしまった。。。。。

夫は再度 捕獲を試みようとしていたが、こんなに具合が悪そうなひよりに、キャリーから脱走するために 1時間以上も体力を使わせてしまったことが申し訳なくて、そして、更に元気がなくなってしまったことが心配で、私は夫を説得して病院を諦めてしまった。

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腸炎???

すでに病院にはひよりを連れていくことを知らせてしまっていたので、先生には電話で、ひよりをキャリーに入れられず連れていけないことと、今日までの様子を詳しく説明。

「ひよりは連れて行けないけど何とかなりませんか」

と泣きながら話す私に、先生は笑いながら快く応じてくれた。

先生のお話では、こういう症状の場合7割がた胃腸炎だそうで、まずは胃腸薬と吐き止めを飲ませて様子を見ましょう ということに。

先生は私が泣いているからか、

「キャリーから脱出するなんて、ひよりちゃんは元気ですよ(笑)。」

と言って慰めてくれた。

4日分の薬(胃酸止め、吐き止め、整腸剤)をもらって帰宅。

胃酸止め(ファモチジン)は1/4錠、

吐き止め(セレニア)は1/2錠に割ってあり、

それを1かけづつ、1日1回飲ませる。

整腸剤(エスプレス)は朝晩に分けて2粒ずつ、計1日4粒飲ませる。

胃腸の細胞は4日で入れ替わる(だったかな?)そうで、4日間薬を飲んで、回復したらその後4日間でぶり返さなければ腸炎だったと判断していいそうだ。

 

薬は、ひよりの大好きなちゅーるに混ぜて飲ませることが出来た。

ただの胃腸炎でありますように・・・

 

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今思えば、この時 病院に連れて行かなかったのは、私の大きな間違いだったかも知れません。

この時点で、ひよりのガンが どの程度のものだったのかは分かりませんが・・・。

更に、もっと以前からひよりの食欲不振などもあったのに、様子がいつもと違うことに気付いていたのに、年をとったからとか、今年は暑いから、と軽く考えてしまったことなど・・・後悔は尽きません。

('18.10.1)

 

〈通院の覚え書き〉

7/22 飼い主のみ病院へ行き薬をもらう。薬は下記4日分。

◇セレニア24(吐き止め) 2粒 ¥900- 

ファモチジン10(胃酸止め) 1粒 ¥100-

エスプレス(整腸剤) 16粒 ¥640-

 

夏バテ??? ・・・’18.7.22までの数日間のこと。

食欲がない・・・夏バテ???

 

よりがカリカリを残している。

 いつもだったら、自動給餌器からカリカリが出るのを心待ちにして、合図のメロディーが鳴る30分以上も前から給餌器の前で待機しているほど食べることが生き甲斐のひよりが、このところ カリカリを残している。

あまり食べていないのに、食べたものをそっくり嘔吐してしまう日もあった。

食べ過ぎた時の嘔吐は、子猫の頃からよくあること。

だけど、食欲が無いのに吐いちゃうなんて・・・。心配になったが、吐いた後もケロッとしていたので、

「夏バテしたかな?急に暑くなってきたし、猫だってバテるよね・・・。それに、10歳なら食欲落ちる年齢かも。ひよりも年なんだねぇ。」

と軽く考える。

 

毎年 夏になると少し食欲が落ちる。

体重5kgのひよりが、夏になるといつも200gくらい減る。

ダイエットになっていいかな、と しばらく様子を見ることに。

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 ストレス???

夏バテ以外に考えられることとしては、ストレスだろうか。

気になっている事がひとつある。

マンションの隣の部屋が空き部屋になり、少し前からリフォーム業者が出入りしている。

私たち人間は リフォーム業者が入ることを事前に知らされているし、さほど気になる騒音ではないけれど、何が起こっているのかを知らない猫にとっては 聞きなれない音は 怖いし不快だと思う。

人間には聞こえない音も猫には聞こえるだろうし、長い間不快な音を聞いていれば体調も崩れるというもの。

早くリフォーム終わらないかなあ。

ひよりのストレスを考慮して、我が家ではなるべく大きな音を立てないよう注意をするようになった。

夫は野球が好きで、必ずTV中継を見るのだが、大きな声で応援するのはもちろん禁止。

我が家のテレビの音量は、集中しないと聞こえないくらいの小ささになった。

 

いつもの夏と違う・・・

そうしているうちに、日に日に食欲がなくなっていくひより。

今のカリカリに飽きたのかも と、以前好きだったカリカリを与えてみたり、まったく新しいカリカリを与えてみたりするが、いずれも食べるのは最初の1回のみ。

好物のちゅーるはよく食べるので、そればかり食べさせる。

いくら夏は食欲が落ちると言っても、ちゅーるしか食べないのは さすがにおかしい。

 

すると今日、ほとんど食べていないはずのひよりが突然吐いた。

今日の嘔吐はいつもと違う。

ずっと具合が悪そうにうずくまっている。

いつもと違う声で「おーん」と鳴いて、30分おきくらいに胃液を3回嘔吐。

 吐いた後も具合が悪そうに静かにうずくまっている。

移動するのもしんどそう。

明らかに様子がおかしい・・・。

このただならぬ様子に、心配で心配で居てもたってもいられなくなり、病院に連れていく決意をする。

 

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 【後記】

「病院につれていく決意」などと書くと、大げさに聞こえるかも知れません。

ですが、ひよりは未知の環境が怖くて仕方ない(世界一の)ビビリ猫です。

無理やりキャリーに入れられるなんて絶対にイヤ、最後の力を振り絞ってでも拒否してやる、という揺るがない意思を感じます。

いつもは のろまなひよりですが、この時ばかりは人(猫?)が変わります。

 

病院に連れていく、という事はひよりにとって大きなストレスで、病院に行くことで使わなくていい体力を使ってしまうのではないかと、当時の私は「病院のストレス」の方ばかりを心配していました。 

 

(’18.9.30)

 

幸せな10年間  ・・・2018年までのこと。

命名「ひより」

ひよりが我が家にやってきた当時、私は書家を目指して展覧会を開いたり、雑貨屋さんに作品を置いてもらったりと、書作家活動を始めた頃でした。

たまたまその時、ある文房具屋さんで「猫フェア」をやっていて、猫をテーマにした作品を出品することに。

その中に「ねこびより」という作品がありました。

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当時の携帯で撮った写真なので、画像が悪いのですが・・・

(そして、未熟な作品で恥ずかしいこと極まりないのですが、ひよりの名前の由来となった作品なので、思い切って載せます・・・恥っ)

 

「ねこびよりに我が家にやってきたから『ひより』ちゃんだね。」

 と夫が言い、その日から「ひより」となりました。

以来10年間、「ひよちゃん」と呼ばれることになります。

 

なんていい子!

ひよりは うちに来た日から、病気の時以外はトイレの粗相をしたことがありません。

食卓に並べた人間の食べ物を盗み食いしたことも、畳で爪をといだこともありません。

叱ることをせず 甘やかして育てたので 食卓には遠慮なく上がるのですが、食べたいものがあっても黙ってじっと見つめるだけ。

たまに、恐る恐る手を出すこともありますが、「これ」とひとこと声をかければ、手を引っ込めるのです。

 

あっ、そうそう・・・盗み食いするもの、ありました。

茹でたてのブロッコリーと、スライスしたきゅうりです。

キッチンでブロッコリーを茹でていると、

はたまた、きゅうりをスライスしていると、

気配を消して近づいて来た ひよりと目が合います。

そして、目を離した隙に(正確には、ひよりが盗みやすいように見ないフリをしていると、です。)茹でたてアツアツのブロッコリーを、悪戦苦闘しながら1個盗んでいきます。

猫舌なんだから冷めてから持っていけばいいのに、と親バカ飼い主は目を細めるのです。

 

人並み外れたビビリ

ひよりは私たち以外の人に心を許したことがありません。

きっと 我が家に来た時そうだったように、他人に慣れるには1週間くらい時間が必要なんだと思います。

人の気配にはとても敏感で、それを感じ取っただけで押し入れに逃げ込みます。

押し入れの上の段、タンスと壁の15センチほどの隙間が、ひよりが一番安心できる場所のようです。 

押し入れが閉まっているとひよりは不穏になります。

だから、我が家の押し入れは10年間開けっぱなしなのです。

 

気づいたら10年・・・

ひよりが来てから、幸せで楽しくて 毎日がもふもふで、ひよちゃん、ひよちゃんで あっという間に過ぎていった10年でした。

避妊手術で全身網タイツになったり、

歯が抜けて(飼い主が)大騒ぎで病院に連れて行って笑われたり(乳歯でした)、

引っ越しのストレスで血尿が出たり、

膀胱炎で飼い主をあわてさせたり したものの、

概ね健康、食いしん坊で元気に過ごしてきました。

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(↑避妊手術後の全身網タイツ)

 

そして・・・

2018年、

思いもよらない残酷な事実とともに、今年の夏がやってくるのです。

 

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 【後記】

いまでも「どうしてこんなことになっちゃったんだろう・・・」と、途方にくれます。

今年の夏は猛暑だったと言うけれど、私にはその感覚(記憶?)がありません。。。

『ひよりのために』それだけを考えて毎日いっぱいいっぱいで過ごし、夏は終わっていました。

 

次回からは、今年の夏に起こったこと、ひよりの体調の変化の記録を綴っていきます。

元々、かかりつけの先生に ひよりの様子を説明するために 記録していたものなので、日記風の記述になっています。

ひよりに起こった出来事を ひとつひとつ、自分自身で もう一度受け止めながら書いていこうと思います。

(’18.9.28)

 

 

 

ひよりがうちの子になった日  ・・・2008年夏のこと。

ちょっとだけ私のこと。

 私が生まれた時(ウン十年前)、もう そこに猫がいました。

「猫と暮らすのが当たり前」のような家庭に生まれました。

 

親元を離れて一人暮らしを始めてからは、猫とは離れ離れの生活になり、

以来、ひよりと暮らし始めるまで しばらく猫と離れて暮らす生活が続きます。

そばに猫がいない、という違和感をずっと感じていましたが、

猫の人生を自分一人で引き受ける 自信も覚悟もなく、

自分にはまだ猫と暮らす資格はない、と感じての一人暮らしでした。

 

ひよりとの出会い。 

そして、長い一人暮らしを経て結婚。

2人暮らしになった2年後の 2008年夏のこと、

ひよりとの運命の出会いが訪れます。

最初に子猫(ひより)を見つけたのは夫です。

夫の職場の室外機の下に、子猫は自分で穴を掘り、

そこに身を隠してカラス達から逃れて

必死で生きようとしていたといいます。

 

夫が連れ帰った子猫は、

ガリガリに痩せて、下痢もひどくて体中うんち塗れで、

ダンボール箱の中で ひどく怯えていました。

手を差し伸べて触ろうとすると、いっちょまえに「シャーッ」と威嚇します。

小さい口を開けて威嚇している姿には胸が痛みました。

怖い思いをしたんだね・・・。

 

うんち塗れの体を洗い、乾かしてみると

きれいな茶とら白の はちわれ猫さんでした。

毛並みは最悪で、猫独特のもふもふの手触りは無く、

チクチク刺さるような毛だけが生えていました。

 

カリカリを準備して、お湯でふやかして与えてみるとガツガツ食べます。

食欲はあるようなのでひと安心。

 

翌日、動物病院で健康診断をしてもらうと、

ひどい栄養失調と脱水症状とのこと。

まず下痢を止めて、栄養失調と脱水症状を改善しましょう、

ということになり、下痢止めを処方されました。

毛並みが悪いのは、栄養が毛まで届いていないとのこと。

ここまで栄養状態が悪く、下痢も続くと

命を落とすこともあるので気を付けて見ていてあげて、

と念押しされ帰宅。

心配しましたが、下痢も治まり食欲旺盛。

お腹がぽんぽこりんになるまでよく食べて よく眠り、

日に日に元気になるのが分かりました。

 

1週間後に再度受診した時には栄養状態も改善されており、

エイズや猫白血病も陰性で、夫と2人で大喜びしたのを覚えています。

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家族になる。 

人見知りで、しばらくは私たちに威嚇していたひよりも、

この頃には少しづつ距離を縮めてくれるようになっていました。

この1週間、私たちとひよりの関係は・・・

朝起きて、ひよりの寝床を覗きにいくとまず威嚇。

ごはんを食べさせた後、威嚇するひよりを無理やりだっこ。

(ちっちゃいひよりの威嚇は本当にかわいかった!咬んできてもちっとも痛くない(笑)。)

甘えたい盛りの子猫、だっこの温もりに思わずゴロゴロ言ってしまう。

そして、1日かけて夜までには手を出しても威嚇されなくなり仲良くなる。

次の朝、ひよりに挨拶しに行くとシャーッと威嚇。

ごはん後に無理やりだっこ。

また1日かけて夜までには仲良くなる。

次の日の朝また威嚇、そして夜までに仲良く・・・を繰り返す毎日でした。

そして・・・

1週間ほどたった頃に、ようやく朝の威嚇がなくなる日が来ます。

こうして少し時間をかけて、私たちは家族になっていきました。

(つづく)

 

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【後記】

ひよりがうちに来た頃の事は、今でも昨日のことのように思い出します。

ブログを書いてみて、本当に細かいことまで覚えていることに

自分でも驚いています。

本当に10年も経ったのかな・・・

(’18.9.27)

ねこと暮らすということ。

はじめまして。

 

 愛猫「ひより」の飼い主です。

ひよりは10歳の女の子です。茶とら白の毛並みが美しい美人さん(親バカ)です。

2008年に、痩せてガリガリで 下痢をしてうんちまみれだった子猫のひよりを保護し、

以来10年間 溺愛して育てた愛しい我が娘猫です。

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そんなかわいい愛猫ひよりが病気になりました。

腸の腺がんです。

 

「猫もがんになる、そういう猫もいる、でもまさかウチの子は大丈夫。」

健康診断も、ひよりが嫌がるからと もう何年も受けさせていませんでした。

『猫と暮らすということ』を簡単に考えていた私の責任です。

自分を責めて、泣いて、何度も何度もひよりに謝りましたが、もう遅い。

泣いても泣いてももう何も変わらない。

残されたひよりの時間をどんなものにしてあげられるか、それを考えなければ。

 

病気の情報が欲しくてたくさん調べましたが、なかなか詳しいことは分からず、

途方にくれる日々。

猫の病気としては、腎不全やリンパ腫などが多いのでしょうか。

腸腺がんの情報はあまりありませんでした。

病気のことをもっと詳しく知りたいのに、

これからひよりの体がどうなってしまうのか、

もっともっと知りたいのに何も分かりませんでした。

 

こんなに欲しい情報が無いということは、

私たち以外にも情報を求めている人たちがいるかもしれない。

私とひよりが病気と向き合った日々をここに残すことで、

誰かの役に立てるかもしれない。

そんな思いで、このブログを始めることにしました。

もちろん、ひよりを病気にさせてしまったことを一生忘れないために。

 背負った十字架を、時の流れとともに私が勝手におろしてしまわないように。

という理由もあります。

 

私自身、病気や医学についてはド素人ですので、専門的なことは分かりません。

そして、同じ病気にかかったとしても、

全ての猫さんが全く同じ経過をたどるわけでは無いことも分かっています。

それでも、日々のひよりの様子、主治医の先生のお話などを

そのまま書き綴っていこうと思います。

「死」と向き合わなければならない病気のお話ですので、

気分を害される方がいらっしゃるかも知れません。

私の書き方が、誰かの心を知らずに傷つけることがあるかも知れません。

でも、できるだけありのままを書こうと思っています。 

ひよりが「その日」を迎えるまでの記録です。

 

「ひよりのこと、私が日々思うこと。」

 私とひよりのように、途方にくれている誰かのお役にたてますように。 

(2018/9/25)